モールド成形とは
- 01金型に原液を注入
- 02型の中で発泡成型
- 03自動車のシートなど複雑な形状ができる

スポンジの加工方法の1つにモールド成形があります。金型内にスポンジの元となる原液を入れて加熱・加圧して発泡・成形するスポンジ加工技術です。
自動車シートなど高機能製品に広く利用されています。
モールド成形の3つの特徴
01
複雑な形状の成型が可能
金型を使用することで、複雑なデザインや細かなディテールを持つスポンジ製品の成型が可能です
対象素材:ウレタン
製品例:自動車のシート部品

02
インサート成形で部品とスポンジを一体化
モールド成形では、あらかじめ金型に部品(樹脂・金属パーツなど)をセットして、スポンジと一体化させる「インサート成形」が可能です。
これにより、
- 製品強度の向上
- 組付け点数の削減
- 機能パーツとの一体化
など、多機能で高耐久な製品設計が実現します。
03
「モールド品」と「ミクセル品」の2種類に対応
モールド品
原液を金型へ注入し、発泡成形する一般的なモールドタイプです。
- 幅広い硬度に対応
- 形状自由度が高い

ミクセル品
粉砕したウレタンフォームを再利用し、金型内で再成形するタイプです。
- 廃材を有効活用したリサイクル製品
- 環境配慮型のスポンジ成形が可能
モールド成形は、環境対応と高機能性を両立できる加工方法として注目されています。

モールド成形に関するよくある質問
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Q.
どのようなスポンジがモールド成形に対応できますか?
主にウレタン素材に対応しています。用途や機能に応じて硬度や密度を調整することが可能です。
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Q.
モールド成形ではどのような形状ができますか?
金型を使用するため、細かいディテールや複雑な立体形状も再現可能です。クッション性が必要な部品から機能性を重視した部品まで幅広く対応できます。
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Q.
小ロットでもモールド成形は可能ですか?
はい、試作や少量生産にも対応しております。量産前の検討や評価にもご利用いただけます。
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Q.
モールド成形の費用はどのように決まりますか?
素材の種類、形状の複雑さ、数量、金型費用などによって変動します。まずはお見積もりをご依頼ください。
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Q.
モールド成形以外にどのような加工ができますか?
スライス、裁断、打ち抜き、接着など、スポンジの二次加工全般に対応しています。お気軽にご相談ください。
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Q.
どのようなスポンジがCFパック加工できますか?
軟質ウレタン、ポロン、P・Eライト、ゴムスポなどに対応しています。素材によっては適用可否が異なりますので、まずはご相談ください。